抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
研磨技術の歴史は古く淵源は石器時代に遡る。以後精密工業部品の加工技術として利用されるに及び,種々の研磨機や研磨工具や研磨液の開発改善を経て現在に至る。但しこれは実用的効果/条件手段の見地からの総括で「実用的効果が如何に発現するか」に関しては未知の世界が多く,今回その一端を紹介した。研磨は粗加工工程のラッピングと鏡面仕上げ工程のポリシングに大別され,ラッピングには湿式(研磨液使用)と乾式が有り工作物とラップ工具間に砥粒を介在させて摺動させるが,乾式では砥粒がラップ工具側に固定(湿式では砥粒が転動)して主に工作物を削るがラップ工具側も摩耗(程度は湿式が顕著)する。また乾式では切り屑の排除に苦労する。ポリシング工程では化学作用を併用して鏡面を得るべく,加工には水溶性の研磨液中に酸化物砥粒を分散させたものを工作物と研磨工具(多孔質パッド,スエードパッド,織布パッドなど)間に介在させて行う。研磨工程では研磨工具性能としての砥粒の保持性と研磨性能の關係やそのパッド材質との関係性などを説明した。