抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
流通しているピータンのほとんどは輸入品であるが,日本国内でのピータン製造をめざし,入手しやすい鶏卵およびウズラ卵を使用した調整法を検討した。文献調査では塗布法13件,浸漬法11件,混合法6件であった。塗布法では炭酸ソーダ(天然ソーダ),石灰(生石灰,消石灰を含む),植物灰が用いられ,さらに全ての塗布剤に食塩が加えられていた。浸漬法ではアルカリ度の高い水酸化ナトリウム,炭酸ナトリウムの他,生石灰が用いられていた。混合法では,浸漬法と同様にアルカリ度の高い薬品を用いて凝固させ,その後アルカリ剤を塗布している間に,熟成を行っていた。アヒル卵に比べて卵殻の薄い鶏卵とウズラ卵を用いたピータンの調整では,塗布法よりも浸漬法の方が調整しやすく成功率も高くなったが,アルカリの濃度と期間の検討が必要だと考えられた。