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J-GLOBAL ID：201602210006272516   整理番号：16A1168702

ベイジアンネットワークを用いた緑視率に基づく緑環境評価の確率モデルに関する研究

A STUDY ON PROBABILISTIC MODEL OF EVALUATION OF GREEN ENVIRONMENT BASED ON RATIO OF VISIBLE GREEN USING BAYESIAN NETWORK

著者 (2件)： 宗本晋作 (立命館大 理工) ,  山田悟史 (早稲田大 人間科学学術院)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 729  ページ： 2411-2419  発行年： 2016年11月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 緑環境評価を,環境を構成する要素を変数とする不確実性を含む確率的な行為として,緑環境評価の結果と近景・中景の緑視率,遠景の緑視率,他の環境を構成する要素の関係を確率モデルで表現する方法を提示する。京都市による緑視率調査の結果を比較検証に用いるため,京都市と同じ37カ所の視点場で撮影した61枚の360度パノラマ画像を使用する。緑環境を構成する6要素を定義しデータベースを作成し,画像の緑量に対し感性評価実験を行う。ベイジアンネットワークを用い,6要素と感性評価実験で得た緑量に対する満足度を確率モデルで示した。確率モデルのグラフ構造により,緑量満足度には近景・中景及び遠景の緑視率が直接関係し,自然景観要素も関係することが示された。確率モデルの確率推論を緑量に対する評価推測に用い,感性評価実験の結果と一致することを示した。

シソーラス用語： ネットワーク ,  Bayes推定 ,  *確率モデル ,  *緑地 ,  *可視度 ,  住環境 ,  *主観評価 ,  不確実性 ,  都市景観 ,  京都府 ,  視認 ,  画像評価 ,  感性 ,  顧客満足 ,  緑視率 ,  視点場 ,  *数学モデル
準シソーラス用語： Bayesianネットワーク

分類 (1件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y)

引用文献 (17件)：

• 1) 日本建築学会編:建築と都市の緑化計画、彰国社、2002
• 2) 京都市:第一次京のみどり推進プラン(「京都市緑の基本計画」実施計画)、京都市、2001-5
• 3) S. Russell and P. Norvig著 古川康一監訳:エージェントアプローチ人工知能 (Artificial Intelligence, A modern approach)、共立出版、1997
• 4) 宮本征一:緑地を有する公開空地の景観評価と緑視率との関係、日本建築学会近畿支部研究報告集、vol. 45、pp. 65-68、2005.5
• 5) 高橋朋之、久野覚、原田昌幸、生田京子、山下哲郎:緑視率および緑被率からみた街路における緑景観の評価に関する研究、日本建築学会東海支部研究報告集、vol. 45、pp. 541-544、2007.2

タイトルに関連する用語 (6件)： ベイジアンネットワーク ,  緑視率 ,  緑 ,  環境評価 ,  確率モデル ,  研究