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J-GLOBAL ID:201602210049292076   整理番号:16A1340105

インド冬季モンスーン:現在と過去

Indian winter monsoon: Present and past
著者 (5件):
資料名:
巻: 163  ページ: 297-322  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: B0834A  ISSN: 0012-8252  CODEN: ESREA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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インド亜大陸は,年降水量の殆どを,インドの夏季(6月,7月,8月,9月)モンスーンによって,受ける。インドの南東部沿岸地域は,北東モンスーン(10月と11月)による顕著な降水量を受ける。北インド地域では,インド気象用語で「西からの擾乱(WDs)」と呼ばれる東進する温帯低気圧によって,冬季(12月,1月と2月)に,年降水量の約3分の1の降水量を受ける。インドの夏季と北東モンスーンを理解するために,さまざまな研究が行われている。しかし,冬の降水の力学と特徴は,WDsを参照する以外はよく分かっていない。本研究では,大規模流と冬の降水に影響するWDsに関連する冬の力学を提示し,「インド冬季モンスーン」と命名した。加えて,冬季降水-インド冬季モンスーン-を,インド亜大陸における大規模亜熱帯偏西風に埋積する東進WDsとして提示した。冬季(12月,1月と2月)には,上層の亜熱帯偏西風ジェットが南向きに移動し,インド亜大陸を通過して,北インド地域に関連する降水を提供する。同時研究と変動する全球的文脈によって,インド冬季モンスーンの知見の増加は不可欠でる。等しく重要な事は,特に完新世における半島インドとヒマラヤで異なるパターンを示すWDsの挙動である。小氷期(LIA)には,高頻度のエルニーニョが中核モンスーン帯の乾燥条件の原因であったが,ヒマラヤにより多くのモンスーンの「中断」をもたらし,インドモンスーン中核域の気候条件は,完新世のヒマラヤの前山と一般的に反対であった。この期間中,高頻度のエルニーニョは北大西洋への暖水輸送を制約し,中央アジアを含む周辺大陸に冷却をもたらし,これは冬季のアジアの積雪範囲を増幅し,インドの夏季モンスーン強度の減少の広がりでこの地域の早期降雪を説明する可能性さえもあった。このようにして,この研究は季節内-亜季節-経年-古気候規模におけるインド冬季モンスーンを記述し,インド冬季モンスーンを定義する包括的な詳細を提供し,その上,特に中期完新世以降のWDsの知見を強調した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
分類
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気候学,気候変動 
タイトルに関連する用語 (4件):
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