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J-GLOBAL ID:201602210585048609   整理番号:16A0209616

衣服の保温性のための詰め物による放射熱移動の遮へい性

The Shading of Radiant Heat Transfer with Lined Materials for Heat Retention in Clothes
著者 (5件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 14-22 (J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: F0763A  ISSN: 0913-5227  CODEN: NKGAEB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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種々のライニング素材のために詰め物衣服を通した熱移動率を測定した。衣服の熱保持容量のスケールである熱移動耐性は,単位面積当たりに使用されるライニング素材の量の関数として増加した。ダウンライニングによる衣服の熱移動耐性は大きく,羽根と綿繊維による熱移動耐性はダウンの3/4であり,捲縮ポリエステルと羊毛繊維では1/2であった。ライニングの熱移動係数は支援する熱移動係数と放射熱移動係数の合計により付与された。支援熱移動係数はライニングの厚みの増加とともに増加した。ライニングを通した放射熱移動率はライニング素材の遮蔽により減少した。空の空気スペースに対する放射熱移動係数における減少するフラクションは遮蔽フラクションとして定義された。使用されるライニングの量の増加とともに遮蔽フラクションが増加し,ダウンライニングの遮蔽フラクションは大きかった。羽根ライニングの遮蔽フラクションは小さく,ダウンライニングと同じ厚みにもかかわらず,小さな熱移動耐性であった。使用されるライニング繊維の繊維直径は綿で16.34μm,捲縮ポリエステルと羊毛で40μmであり,単位面積当たりの付与量の繊維ライニングの遮蔽フラクションは繊維直径の減少とともに増加した。繊維ライニングの遮蔽フラクションはライニングの表面積により増加し,繊維直径を用いて計算し,ライニング素材の種類に独立であった。遮蔽フラクションは繊維ライニングの表面積と相関があった。ダウンは熱保持のための優れた素材であり,大きな表面積のための放射熱移動の大きな遮蔽フラクションのためであった。
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引用文献 (15件):
  • 1) 楊燕, 冨田明美, 髙橋勝六. 衣服の保温性評価指標としての布の熱移動特性. 家政誌. 2008, 59, 583-593
  • 2) 冨田明美, 楊燕, 井上尚子, 髙橋勝六. 衣服の保温機能における衣服空隙の熱移動抵抗. 家政誌. 2009, 60, 3-10
  • 3) 楊燕, 髙橋勝六, 中山晃, 冨田明美. 衣服の保温性能評価指標としての人体周囲空気層における熱移動特性. 家政誌. 2008, 59, 19-28
  • 4) 冨田明美, 水野早香, 井上尚子, 中村けい, 髙橋勝六. 衣服間空隙の熱移動抵抗に及ぼす風速の影響. 家政誌. 2011, 62, 13-22
  • 5) 中村けい, 井上尚子, 冨田明美, 髙橋勝六. 布を通した水分移動における物質移動係数と屈曲係数. 家政誌. 2010, 61, 287-297
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