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J-GLOBAL ID:201602210829666024   整理番号:16A0095855

YUCCAを標的とする低分子オーキシン抑制剤はオーキシン機能を研究するための強力なツールである

Small-molecule auxin inhibitors that target YUCCA are powerful tools for studying auxin function
著者 (12件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 827-837  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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オーキシンは植物の成長発育に重要である。これはオーキシン欠乏突然変異体によるオーキシンの生物学的機能の研究を困難にする。化学遺伝学は抑制剤を使用してオーキシン機能を一時的に弱めることによってこの困難を克服するポテンシャルをもつ。最近,オーキシンファミリーの最も一般的なメンバー,インドール-3-酢酸(IAA)に関して,インドール-3-ピルベート(IPyA)経路がArabidopsis thaliana L.における主要な生合成経路であることが示唆された。この経路では,YUCCA,フラビン含有モノオキシゲナーゼ(YUC)がIPyAからIAAへの変換の最終段階を触媒する。YUCを標的とする有効な抑制剤,4-ビフェニルボロン酸(BBo)及び4-フェノキシフェニルボロン酸(PPBo)をスクリーニングした。これらの化合物は,in vitroで組換え型YUCの活性を抑制し,内因性IAA量を減少させ,野生型Arabidopsis実生における一次根伸長及び側根形成を阻害した。IAAとの共処理は抑制効果を低減した。BBoおよびPPBoの速度論研究は,それらが基質IPyAの競合的抑制剤であることを示した。BBoとPPBoの抑制定数(Ki)はそれぞれ67と56nmであった。加えて,AAとの共処理時にはPPBoはオーキシン標識遺伝子のオーキシン応答と干渉しなかった。これはPPBoがオーキシンの感知またはシグナル伝達の抑制剤ではないことを示唆した。これらの合成物はYUCを標的とするオーキシン生合成抑制剤の部類である。これらの低分子はオーキシン機能の化学遺伝子解析のための強力なツールである。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素生理  ,  植物の生化学 
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