抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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無線センサネットワーク(WSN)は電力の利用や配送に応用され,米国におけるスマートグリッド(SG)の開発やロードマップ見みられるように標準として推奨されている。近年のWSNの研究はプロトコルスタック開発やアルゴリズム設計に焦点が置かれWSN性能評価については少ない。システム性能評価は指標体系の確立,指標重み計算と評価指標の情報収集の3つを含んでいる。重要なステップとして,指標重みを計算する最も共通な方法は階層分析法(AHP)があり広く利用されているが,独立の要素として指標を取り扱い指標間の相互作用を考慮してない。評価指標の独立要素と相互作用の問題を解くため,解析的ネットワーク処理(ANP)が提案され電力システム評価に採用されている。しかし,ANPはWSNの包括的評価に採用されておらず独立要素の評価のみである。ANPに基づいてSG応用のWSNに対する性能評価法を提案した。最初に,共通IPネットワークに関するSG応用の要求仕様にしたがって,包括的性能評価の指標システムを確立した。次にANPを使って指標重みを決定し,線形重み付け法(LWT)を用いて最終の評価結果を得た。提案した方法は指標間の相互作用を完全に考慮している。提案法を検証するため,高電圧送電路オンラインモニタリングに応用したWSNの総括的性能を評価した。