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J-GLOBAL ID:201602210914418408   整理番号:16A1272154

中玉トマト‘シンディスィート’の尻腐れ果発生および果実中の水溶性Ca濃度の季節変化と果実肥大速度の関係

著者 (6件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 189-196(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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大玉の普通トマト品種と比較して,尻腐れ果が発生しにくい中玉トマト‘シンディスイート’を用いて栽培季節と低Ca栄養が尻腐れ果発生と果実中の水溶性Ca濃度に及ぼす影響を調査した.春作,秋作ともに園試処方区に比べて低Ca濃度の培養液を施用した,1/4Ca区,1/8Ca区で尻腐れ果発生率が高く,秋作に比べて春作でより高かった.果実先端部の水溶性Ca濃度と尻腐れ果発生率との間で有意な負の相関が認められ,果実先端部の水溶性Ca濃度は秋作に比べて春作では大幅に低かった.果実先端部の水溶性Ca濃度が0.2μmol・g-1FW以下になると尻腐れ果の発生が急増したが,この値は著者らが大玉トマト‘ハウス桃太郎’を用いて行った以前の実験で得られた値とほぼ同じであった.秋作に比べて気温が高く日射も強い春作では果実の肥大速度が約3倍であった.果実の肥大速度と果実先端部の水溶性Ca濃度との間に有意な負の相関が認められたことから,果実が活発に肥大する条件下では,果実のCa要求が増加すると同時に希釈効果によって果実先端部の水溶性Ca濃度が低下して尻腐れ果発生への感受性が高くなると考えられた.(著者抄録)
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分類 (2件):
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野菜  ,  植物の生理的障害一般 
引用文献 (18件):
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