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J-GLOBAL ID:201602211190426112   整理番号:16A0242727

日常利用可能なオフライン対応型災害時避難支援システム“あかりマップ”の実環境における利用可能性

Availability in an Actual Environment of the AkariMap Evacuation Support System Before a Disaster for Use During Network Failure
著者 (4件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 319-330 (WEB ONLY)  発行年: 2016年01月15日 
JST資料番号: U0452A  ISSN: 1882-7764  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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東日本大震災後,ネットワークを利用した研究やサービスが多く開発されたが,災害発生後はネットワークが利用できない場合が多い。また,出先などの普段行かない場所で災害に遭うと,すぐに対処できない可能性が高い。さらに,災害時に利用する機能を災害時にいきなり利用することは困難である。そこで,災害発生前から利用可能なオフライン対応型災害時避難支援システム「あかりマップ」を開発している。我々はこれまでに,「あかりマップ」の有用性を検証するため学生を対象に利用実験を行ってきた。本論文では,今後「あかりマップ」を実環境に導入するため,地域住民を対象としたシステムの利用実験を行い,利用可能性や改善点について調査した。本研究の貢献は以下の3点にまとめられる。(1)避難支援情報の最新状態を維持するには国や県からの情報のみでは困難であったが,現地に住んでいる住民が,避難支援情報を登録および更新することで,維持可能である可能性を示した。(2)利用者が地元の地理に詳しい場合,施設などから入手した情報をもとに避難支援情報を登録する行動が見られたため,実際に避難支援情報のある場所へ行き,システムの利用を促す仕組みが必要であることを明らかにした。(3)上位のランキングに知り合いの名前が載っていることが,システムの利用を促す可能性があることを明らかにした。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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計算機システム運用管理  ,  自然災害  ,  その他の情報処理 
引用文献 (21件):
  • 賀沢秀人:災害とインターネット東日本大震災からの教訓,平成 24 年度情報処理学会関西支部支部大会,特別講演 (2012 年 9 月 21 日).
  • 林 信行,山路達也:Google の 72 時間 東日本大震災と情報,インターネット,角川書店 (2013).
  • 東日本大震災ビッグデータワークショップ 運営委員会:東日本大震災ビッグデータワークショップ-Project 311,入手先 <https://sites.google.com/site/prj311/>(参照 2015-04-09).
  • 斎藤晴加:東日本大震災に対する総務省の取組状況について,社団法人日本インターネットプロバイダー協会 (オンライン).入手先 <http://www.jaipa.or.jp/IGF-J/2011/110721_soumu.pdf>(参照 2013-09-06).
  • 本條晴一郎,遊橋裕泰:災害に強い情報社会-東日本大震災とモバイル・コミュニケーション,NTT 出版株式会社 (2013).
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