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J-GLOBAL ID:201602211288461501   整理番号:16A0043669

マッデン-ジュリアン振動の季節的な開始とそのインド洋南東部の冷却との関係

Seasonal Onset of the Madden-Julian Oscillation and its Relation to the Southeastern Indian Ocean Cooling
著者 (4件):
資料名:
巻: 93A  ページ: 139-156  発行年: 2015年12月25日 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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1993-2012年の期間のインド洋南東(SEIO)の海面水温(SST)の冷却と海洋性ロスビー波及びマッデン-ジュリアン振動の季節的開始の間の関係を調査した。年間沈降のロスビー波の西向きの伝搬が,ほとんどの年にインド洋南部で生じた。しかしながら,その振幅と位相速度は経年的に変動した。正のSSTアノマリ(SSTA)はロスビー波と同時に移動したが,北半球の夏から秋にかけてのSEIOの大きく拡がった低SSTの領域がそれに続いた。SEIOの冷却は,正のインド洋ダイポール(IOD)及び/またはIODに関係なく発生するエルニーニョ年の期間は11月までの長い期間持続する傾向にあった。北半球の夏季間のMJOイベントに関連した対流はインド洋から太平洋へSEIOの冷却が終了して初めて伝搬した。相関解析からSEIO冷却期間の負のSSTAは南半球に限定されるが,その対流への影響はインド洋東部と西部熱帯太平洋の局地循環の励起を通じて赤道の北側へ達する。南からの海面風は赤道の南から北へ乾いた空気を移流し,赤道付近の大気の対流を抑える結果となる。すなわち,SEIO冷却は季節間対流を東向きに太平洋へ伝搬するのを防ぐ傾向にある。SEIO冷却の過程の簡単な解析によって,北半球の夏から秋のSEIOでのSSTの変動は東西方向の移流と海面熱フラックスと関連していることが見出された。東西方向の移流は同時にロスビー波と関連した西向きの流れの強さに関連している。SEIOの海洋上層の過程を理解することはMJOの一連の流れ季節的開始の予報に貢献できる(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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大気大循環,熱帯気象  ,  海洋の構造・力学・循環 
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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