文献
J-GLOBAL ID:201602211359369296   整理番号:16A0115088

表皮の多層構造を考慮した両親媒性物質会合体による化粧品製剤の浸透設計

A Proposal for a Permeation Strategy for Cosmetic Preparations Using Self-assemblies of Amphiphiles, Considering Heterogeneity in the Multi-layered Epidermis
著者 (4件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 301-308  発行年: 2015年12月20日 
JST資料番号: S0078A  ISSN: 0387-5253  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
化粧品製剤の重要な役割の一つに,有用素材を皮膚内へ運ぶことが挙げられる。皮膚には,外界からの異物の侵入を防いだり体内からの過剰な水分蒸散を防いだりする角層という強固なバリアが備わっているため,これまでの製剤技術開発者は,皮膚上に塗布した有用素材を角層より下の細胞に届けることに注力し,成果を上げてきた。したがって,開発された製剤技術の多くが角層への浸透性向上に対するアプローチであり,その下の表皮生細胞層での拡散浸透性はほとんど検討されてこなかった。われわれは角層とその下の表皮生細胞層で水分量が大きく異なることに着目し,両者に対する製剤の浸透性は異なるのではないかと仮説をたて,各々の層に分けて両親媒性物質会合体の浸透性を評価した。その結果,仮説どおり同一の製剤でも角層とその下の表皮生細胞層とでは浸透性が異なることが明らかとなり,角層と比較してこれまであまり着目されなかった表皮生細胞層に対する浸透性も,角層と同様に表皮全層の浸透性に大きく寄与していることが示唆された。すなわち,有用素材を目的の表皮細胞まで効率的に運ぶには,角層に加えて表皮生細胞層に対する浸透性も考慮することが重要であると考えた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
化粧品 
引用文献 (19件):
もっと見る

前のページに戻る