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J-GLOBAL ID：201602211614850467   整理番号：16A0368559

低コスト・省力化,軽労化技術等の開発-自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発(飼料生産)-第2編 飼料用の稲麦二毛作体系を基軸とした持続的な飼料生産技術の開発 第5章 飼料用とうもろこし生産基盤の強化拡大のための省力,安定多収栽培技術の研究開発 3 飼料用とうもろこしにおける耕うん同時畝立て播種法の適用拡大技術の開発(2)二毛作および飼料畑への適用拡大技術の開発

著者 (3件)： 菅野勉 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  森田聡一郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  住田憲俊 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 546  ページ： 172-176  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)二毛作とうもろこしの畝立て播種に適した耕起・耕うん方法の解明:イタリアンライグラスやライ麦の冬作収穫後にアップカットロータリ(作業幅160cm用)と1条用施肥播種機2台を組み合わせてとうもろこしの畝立て播種(畝高さ10cm前後,播種深度約5cm)を行う場合,事前耕うんを行わずに直接畝立て播種を行ってもとうもろこしの乾物収量は他の耕うん法による試験区を下回ることがなく,省力化と乾物収量の観点から,事前耕うんを行わずに直接畝立て播種を行う方法が適すると考えられた。(イ)二毛作とうもろこしの耕うん同時畝立て播種に関する現地実証試験:2011年~2014年に異なる圃場条件においてとうもろこしの耕うん同時畝立て播種技術の有効性を評価したところ,飼料用とうもろこしの播種から収穫までの生育期間において,地下水位が-20cm以上と高水位期間が長く,土壌が過湿となる条件ほど畝立て播種の効果が顕著となった。しかし,高水位期間割合が4%と低い条件では増収効果が得られなかった。(ウ)耕うん同時畝立て播種の作業効率の評価:慣行耕起播種の作業工程を堆肥散布-耕起-砕土-施肥-耕うん-播種-鎮圧-除草剤散布,畝立て播種の作業工程を堆肥散布-施肥-耕うん同時畝立て播種-除草剤散布として2か年にわたり作業時間を比較したころ,畝立て播種に要する作業時間は慣行播種に比較し,32%(2013年)~37%(2014年)低減可能と考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 二毛作 ,  *トウモロコシ ,  うね立て ,  ロータリー耕うん機 ,  播種機 ,  *作付体系 ,  作物収量 ,  耕うん ,  土壌管理 ,  作業時間 ,  *飼料作物 ,  *飼料用トウモロコシ ,  慣行耕起
準シソーラス用語： 慣行耕うん

分類 (2件)： トウモロコシ  (FC03034D) ,  濃厚飼料  (FD07030S)

引用文献 (5件)：

• 農林水産省(2014)耕地及び作付面積統計(平成25年度).http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/index.html(参照日:2015.3.31)
• 魚住順(2002)飼料作物の耐湿性の草種・品種間差異.水田ほ場を活用した自給飼料生産.畜産草地研究所資料.平13-3(技術レポート3号):28-34.
• 細川寿(2004)大豆の耕うん同時畝立作業機による重粘土転換畑の湿害回避技術.農業機械学会誌.66(5):14-16.
• 細川寿・菅野勉・澤村篤・住田憲俊(2009)耕うん同時畝立て播種機を利用した飼料用トウモロコシの湿害軽減技術.http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/narc/2008/narc08-13.html.(参照日:2015.3.31)
• 農林水産省(2014)畜産物生産費(平成24年度).http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/noukei/seisanhi_tikusan/(参照日:2015.3.31)

タイトルに関連する用語 (23件)： 省力化 ,  開発 ,  自給飼料 ,  基盤 ,  国産 ,  畜産物 ,  高付加価値化 ,  飼料 ,  稲 ,  麦 ,  二毛作 ,  体系 ,  飼料生産 ,  飼料用とうもろこし ,  強化 ,  拡大 ,  多収 ,  栽培 ,  研究 ,  耕うん ,  畝立て ,  播種 ,  飼料畑