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J-GLOBAL ID：201602211629709400   整理番号：16A0277723

人工光型植物工場の簡易栽培システムにおける木材パルプ培地でのカイワレダイコン(Raphanus sativus L.)の生育および一般生菌数

Growth of Japanese Radish (Raphanus sativus L.) Sprouts and their Viable Bacterial Counts when Grown on Wood Pulp Medium in a Simple Cultivation System using Artificial Lighting

著者 (11件)： 渡辺慎一 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター筑後・久留米研究拠点野菜花き研究施設) ,  松尾征徳 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター筑後・久留米研究拠点野菜花き研究施設) ,  北崎一義 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター筑後・久留米研究拠点野菜花き研究施設) ,  鮫島國親 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター筑後・久留米研究拠点野菜花き研究施設) ,  澤井祐典 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター) ,  諸岡譲 (中原採種場株式会社) ,  篠崎正俊 (アグリ食品有限会社) ,  田中健一郎 (有限会社K2R) ,  田中達也 (株式会社ネットワークテクノス) ,  河野智謙 (北九州市立大学国際環境工学部) ,  吉田敏 (九州大学生物環境利用推進センター)
資料名： 植物環境工学  (Journal of Science and High Technology in Agriculture)
巻： 28  号： 1  ページ： 29-34 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： L1430A  ISSN： 1880-2028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人工光型植物工場での少頻度かん水を前提とした簡易な生産方式によるスプラウト生産に対するパルプ培地の有用性を,カイワレダイコンの生育や生産物の一般生菌数の点から調査した.パルプ培地を用いることにより,少頻度かん水条件下でウレタン培地よりも重量が大きく胚軸伸長も良好なカイワレダイコンの生産が可能であった.これは,パルプ培地の保水力の高さによるものと考えられた.また,パルプ培地で生産したカイワレダイコン中の一般生菌数は,ウレタン培地を使用した場合と比べて多くなることはないことが明らかとなった.よって,パルプ培地は,かん水装置のない簡易な栽培方式でのスプラウト生産において有望な培地であると考えられた.(著者抄録)

シソーラス用語： *植物工場 ,  システム ,  *ダイコン属 ,  *葉菜 ,  *植物成長 ,  *数 ,  培地 ,  安全性 ,  食品安全性 ,  *カイワレダイコン ,  スプラウト ,  栽培システム ,  *作物生育 ,  *生菌数 ,  *植物生理
準シソーラス用語： 木材パルプ培地

分類 (3件)： 野菜  (FC03043X) ,  食品の汚染  (FJ01053P) ,  作物栽培施設  (FB03040V)

引用文献 (12件)：

• 酒井淳子,伊藤 保.人工光型植物工場の実態調査.施設と園芸.168: 34-37.2015.
• 大和陽一,鮫島國親,日高功太,渡辺慎一,沖村 誠,壇 和弘.植物工場技術の研究・開発および実証・展示・教育拠点(7)九州沖縄農業研究センター.植物環境工学.25: 8-14.2013.
• 平岡博幸,星野孝文,八木忠之.床土代替資材「パルプ製育苗マット」による稚苗育苗と機械移植適性.九州農業研究.43: 20.1981.
• Trolove SN, Reid JB. Comparing wood pulp and sawdust as media for field crops and the glasshouse. P. Ag. Soc. NZ. 35: 118-128. 2005.
• 山本泰久,田中健一郎,河野智謙.ベビーリーフ栽培における植物パルプの利用.In: 日本生物環境工学会2013年高松大会講演要旨.高松.9月2日-5日.176-177.2013.

タイトルに関連する用語 (8件)： 人工光型植物工場 ,  簡易 ,  栽培システム ,  培地 ,  カイワレダイコン ,  Raphanus ,  生育 ,  生菌数