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J-GLOBAL ID：201602211816263104   整理番号：16A0450350

SCIAMACHYによる全球におけるメタン発生地の分布抽出

Determination of Methane sources globally by SCIAMACHY

著者 (2件)： PARK Jonggeol (東京情報大) ,  PARK Sooyoung (東京農大)
資料名： 写真測量とリモートセンシング  (Journal of the Japan Society of Photogrammetry and Remote Sensing)
巻： 55  号： 2  ページ： 104-116  発行年： 2016年05月13日 
JST資料番号： G0203A  ISSN： 0285-5844  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界の平均温度は2005年を基準に100年間で0.74±0.18°C上昇している。温暖化が進むことで永久凍土に蓄積されているCH₄が大気中に放出され,温暖化に拍車をかけることになる。本研究では,2003年から2011年までの時系列Scanning Imaging Absorption spectroMeter ChartographY(SCIAMACHY)センサーデータを用いてCH₄発生濃度を推定し,CH₄,ソースを抽出した。既存の研究では困難であった大気中のバックグラウンドCH₄濃度とみなし,地上のCH₄発生濃度を推定した。また,CH₄ソースの地理的特徴を植生図と比較した。CH₄年間発生濃度の結果から,既存のソースとしてよく知られている北半球低緯度の水田域が,人為起源の最大のCH₄ソースであることが確認できた。しかし,今まであまり知られていないCH₄ソースとして,南アメリカや中部・西部アフリカの熱帯常緑広葉樹林域が新たに判明した。

シソーラス用語： *地球温暖化 ,  *永久凍土 ,  温室効果ガス ,  データ ,  水田 ,  スペクトロメータ ,  雲 ,  画像 ,  温度変動 ,  土地被覆 ,  アルカン
準シソーラス用語： SCIAMACHY ,  センサデータ ,  雲なし画像

分類 (2件)： 地形データの処理  (RC02050O) ,  気候学,気候変動  (DC05140T)

物質索引 (1件)： メタン

引用文献 (40件)：

• 犬伏和之,堀 謙三,松本 聰,梅林正直,和田秀徳,1989,水稲体を経由したメタンの大気中への放出,日本土壌肥料學雜誌 60(4),318-324
• 犬伏和之,村松康彦,梅林正直,1994,わら施用時期が水田からのメタン放出に及ぼす影響,日本土壌肥料學雜誌 65(1),22-26
• 熊谷勝巳,今野陽一,1998,水田復元後の年数によるメタン発生量の変化と特徴,日本土壌肥料學雜誌 69(4),333-339
• 稲垣善之,石塚成宏,阪田匡司,高橋正通,深田英久,2004,間伐がヒノキ林土壌の二酸化炭素放出およびメタン吸収に及ぼす影響,森林応用研究 13(2),91-96,応用森林学会
• 朴 壽永,朴 鍾杰,2013,温帯林の植生域におけるメタン発生量の推定-ドイツのNeuglobsowを対象にして-,システム農学,29(3),113-121

タイトルに関連する用語 (4件)： SCIAMACHY ,  球 ,  メタン ,  分布