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J-GLOBAL ID:201602211899516271   整理番号:16A0237879

伊豆半島下田地域の白浜層群の岩石層序学および堆積学的研究

Lithostratigraphy and sedimentology of the Shirahama Group around Shimoda District, Izu Peninsula, central Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 41  ページ: 1-15  発行年: 2015年12月22日 
JST資料番号: S0397B  ISSN: 1881-9079  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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後期新第三系の白浜層群は下田周辺の南伊豆に分布しており,本層群の原田層は無数の貝化石やその他の化石を産出する。野外調査と岩石の岩相の特徴に基づいて,白浜層群は4つの岩相ユニットに細分されてきた。つまり,須崎層,須崎層の詰木崎安山岩部層,原田層および貫入安山岩である。須崎層は安山岩角礫と火砕質砂岩からなり,詰木崎安山岩部層は柱状節理がよく発達した安山岩溶岩,安山岩角礫及び凝灰岩からなる。この安山岩のK-Ar放射性年代は3.62±0.16Maである。安山岩に典型的な火山性組織を示し,その斑晶と基質は主として長石と単斜輝石からなる。化石を含む原田層は主に砂岩と石灰質砂岩からなり,浮石,スコリア及び火山性礫岩を含む。本層は,堆積構造や浅海性の生跡化石から示唆されるように,浅海に堆積した。石灰質砂岩12属15種からなる貝化石と腕足類化石を産出するが,これらは中期鮮新世の時代を示す。このいわゆる白浜動物群は,岩場の潮間帯海岸及び沖合の砂または砂礫の底質に生息する生物の混合群集であると解釈される。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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堆積環境,層相  ,  新生代  ,  第三紀 
引用文献 (30件):
  • Chinzei, K., and Matsushima, Y. (1987). Molluscan faunas in the South Fossa-Magna region. Fossils, 43: 15-17. (In Japanese)
  • Hayami, I. (1984). Natural history and evolution of Cryptopecten (a Cenozoic-Recent pectinid genus). The University Museum, the University of Tokyo, Bulletin, 24, 149 pp, 13 pls.
  • Hayami, I. (2000a) Family Limidae. In: Okutani, T. (Ed.), Marine Mollusks in Japan. Tokai University Press, Tokyo, pp. 891-897.
  • Hayami, I. (2000b) Family Pectinidae. In: Okutani, T. (Ed.), Marine Mollusks in Japan. Tokai University Press, Tokyo, pp. 897-911.
  • Hirooka, K. (1988) Northward drift of Izu Peninsula inferred from Paleomagnetism. In: Ibaraki, M. (Ed.), Guidebook for excursion “Izu Peninsula and its collision with the mainland of Japan”, Oji international seminar for IGCP-246 “Pacific Neogene Events”- Their timing, nature and interrelationship, Oji International Seminar, Shizuoka, pp. 18-25.
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