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J-GLOBAL ID:201602212025633720   整理番号:15A1297950

動的光散乱によるカゼインナノ粒子のサイズ決定に及ぼす異なる前処理法の影響【Powered by NICT】

Effect of different pre-treatment methods on size determination of casein nanoparticles by dynamic light scattering
著者 (6件):
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巻: 31  号: 14  ページ: 298-302  発行年: 2015年 
JST資料番号: C2454A  ISSN: 1002-6819  CODEN: NGOXEO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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カゼインナノ粒子のサイズおよびサイズ分布は,牛乳の機能性と安定性において重要な役割を果たしている。動的光散乱は,カゼインナノ粒子の粒径と粒度分布を測定する有効な方法である。しかし生体高分子として,カゼインナノ粒子はそれらの微小環境変化に非常に敏感である。また従って,カゼインナノ粒子の物理化学的性質を容易に異なる処理で変化し,動的光散乱により決定した誤ったサイズ情報をもたらすことができた。本研究の目的は,動的光散乱により決定したカゼインナノ粒子のサイズおよびサイズ分布に及ぼす前処理方法の影響を分析することであった。結果は,水とカルシウムイミダゾール緩衝液を希釈剤として用いた場合,試料の計数率は7×10~3カウント/秒以下であり,カゼインナノ粒子のサイズ決定にも影響できることを粒子ではないことを示したことを示唆した。しかし,水及びカルシウムイミダゾール緩衝液はカゼインナノ粒子の希釈として使用された時,計数率の有意な減少が観察されたことを見出した。これは水及びカルシウムイミダゾール緩衝液の両方は容易にカゼインミセル分散液の微小環境を変化させ,ナノ粒子の部分的解離をもたらすことを示した。そしてこれ故,水及びカルシウムイミダゾール緩衝液はカゼインナノ粒子の希釈にふさわしくなかった。模擬牛乳限外濾過液と牛乳限外濾過液を希釈剤として用いた場合,カゼインミセル分散液の計数率の有意な変化をしないことが分かった。これによってシミュレートされた牛乳限外濾過液と牛乳限外濾過液(10 kDa)の微小環境は,牛乳のそれと非常に類似しており,そのためカゼインナノ粒子は,模擬牛乳限外濾過液と牛乳限外濾過液の両方で分離できないことを示した。しかし,余分な粒子は調製後24時間でシミュレートされた牛乳限外濾過液と牛乳限外濾過液の両方で発生し,従ってこのような状況下でのカゼインナノ粒子のサイズ測定には適していなかった。さらに,希釈剤の温度が測定精度に大きく影響することを観察することができた:試料(25°C)は4°Cの希釈剤で希釈した場合,計数率は16%低減できる試料(4°C)は25°Cの希釈剤で希釈した場合,計数率は10%増加させた。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】
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農業一般 
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