抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,北西北太平洋における主な鉄の供給源がオホーツク海北部の陸棚域にあり,高密度陸棚水(DSW)とともに運ばれてくることが観測により明らかになった。また,シミュレーションでDSW中の高濃度鉄の再現も行われた。本稿では,オホーツク海の鉄循環モデルを概説し,数値実験によって,オホーツク海のどの海域がDSWへの鉄供給源になりうるのかを考察する。数値実験では,オホーツク海の陸棚域を,北部の西部,中央部,東部とそれ以外の4海域に分割し,それぞれの陸棚由来の鉄のDSWへの寄与を調べている。その結果,西部の寄与が最も大きく,ついで中央部とそれ以外が大きいことがわかり,東部からの寄与は小さいことがわかった。(著者抄録)