抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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太田川高潮区間の護岸整備は1970年代より進められており,直轄管理区間の護岸延長は約80kmある。これらの護岸は目地の欠落や継手部の開口等の変状が多く見られ,老朽化が進んでいる。護岸背後地の多くが満潮時の海面(T.P.+2.0m)より低く,高潮被害を受けやすい土地でもある。そのため,2000年度から護岸の外観調査,物理探査等により健全度評価を行い,計画的な補修対策や継続的な監視を行っているが,護岸延長が長く,変状箇所も多いため,調査に膨大な費用・時間を要しており,中でも外観調査における効率的・簡易的な調査手法の適用が急務となっている。そこで,多様な情報記録・加工処理が可能な調査手法として,UAV(Unmanned Aerial Vehicle)で取得した画像によるStructure from Motion(以下SfM)を用いた調査を一部区間にて試行し,調査可能範囲・撮影方法・計測精度・調査時間等を把握し,今後の運用に向けた適用性と課題を整理した。(著者抄録)