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J-GLOBAL ID：201602212123505640   整理番号：16A0027235

水中の溶媒和分子水素-計算による研究

Molecular hydrogen solvated in water - A computational study

著者 (1件)： SMIECHOWSKI Maciej (Dep. of Physical Chemistry, Chemical Fac., Gdansk Univ. of Technol., Narutowicza 11/12, 80-233 Gdansk, POL)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 143  号： 24  ページ： 244505-244505-12  発行年： 2015年12月28日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新しく開発した柔軟な分極H₂モデルを用いて大気温度と圧力条件での分子動力学シミュレーションにより水溶性の水素分子を研究した。水における既存の柔軟かつ分極力場適合するこのモデルの設計と実装を詳細に示した。水和層の構造から,第1シェル水分子が主に構造歪みなしでH₂分子を収容し,二次元の,径方向角度分布関数から厳密に接線方向とは対照的に,これらの水分子の向きは,溶質がH₂Oの自由電子対で溶媒和されることを示唆した。H₂(水溶液)の計算された自己拡散係数は,実験結果と非常によく一致し,平均二乗変位の時間依存性から,液体の水における水素結合ネットワークの振動に対応して時間スケールでケージングの存在を示唆した。H₂の配向相関関数は,非常に短いスケール減衰をし,回転平均化のおかげで,本質的に等方性H₂-H₂Oの相互作用ポテンシャルを作る。モデル内の明示的な分極を含めることにより,Ramanスペクトルの計算が可能になり,種々の圧力条件の下でH₂(水溶液)についての利用可能な実験データと非常によく一致し,溶質の圧力または濃度について実験的に顕著な傾向の正確な再現を含んだ。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *水素 ,  *水和 ,  *構造解析 ,  溶媒和 ,  拡散係数 ,  *分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  相関関数 ,  モデリング ,  自由粒子 ,  電子 ,  Ramanスペクトル
準シソーラス用語： 自己拡散係数 ,  配向相関関数 ,  *分子水素 ,  自由電子

分類 (1件)： 液体構造一般  (BK02010E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水中 ,  溶媒和 ,  分子 ,  水素 ,  計算 ,  研究