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J-GLOBAL ID：201602212280835867   整理番号：16A0182611

安定化されたブレーンワールド模型におけるHiggs-ラジオン混合

Higgs-radion mixing in stabilized brane world models

著者 (5件)： BOOS Edward E. (Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  BUNICHEV Viacheslav E. (Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  PERFILOV Maxim A. (Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  SMOLYAKOV Mikhail N. (Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  VOLOBUEV Igor P. (Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 92  号： 9  ページ： 095010.1-095010.12  発行年： 2015年11月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バルクスカラー場によって安定化された二つのブレーンをもつRandall-Sundrum模型に基づいた標準模型の拡張を使って,Higgs-ラジオン混合について考察した。この混合は余剰次元サイズの安定化機構とTeVブレーン上での自発的対称性の破れのHiggs機構とを結合することによって現れる。LHCでの125GeVのHiggsライクボソンの発見と様々な生成チャネルや崩壊モードでのシグナル強度の測定,もっと重いHiggsボソンの探索によってもたらされる,模型パラメータに対する現象論的な制限を議論した。125GeVで発見されたスカラー状態がHiggs支配状態であるというシナリオと,ラジオン支配状態であるというシナリオを調べた。125GeVスカラー状態をHiggs支配状態とする解釈の方が良いが,ラジオン支配状態は125GeVに近い質量かTeV領域に近い質量のいずれかをもつことが可能であること,125GeVスカラー状態をラジオン支配状態として解釈することは完全には排除されないことを示した。従って,本報で考察した模型では,125GeV近傍でほぼ縮退した二つの状態が存在することは非常に可能性のあるシナリオである。

シソーラス用語： *Higgsボソン ,  スカラー場 ,  混合状態 ,  宇宙論 ,  空間
準シソーラス用語： *Higgs-ラジオン混合 ,  Randall-Sundrum模型 ,  パラメータ空間 ,  *ブレーンワールド ,  *ラジオン【場】

分類 (2件)： その他の理論的アイデアと模型  (BF02060S) ,  一般相対論及び重力理論  (BA07030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 安定化 ,  ブレーンワールド ,  模型 ,  ラジオン