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J-GLOBAL ID:201602212372013189   整理番号:16A0299351

粒子状物質,大気質,及び気候:学習した教訓と将来のニーズ

Particulate matter, air quality and climate: lessons learned and future needs
著者 (21件):
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巻: 15  号: 14  ページ: 8217-8299 (WEB ONLY)  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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大気粒子状物質(PM),すなわち大気エアロゾル,に関する文献は過去20年間に莫大に増加し,引用された文献では今や年間1500~2000件に達する。これは,一部は,測定技術の巨大な進歩によるものであり,大気粒子の化学組成及び/或いは物理特性,及び大気中のそれらの過程の増加する正確な知見を可能にしている。大気エアロゾル粒子への科学的関心の高まりは,環境政策の重要性が高いことによっている。実際,粒子状物質は,大気質と気候変動政策の両方にとって最も困難な問題の一つを構成している。この文脈で,本論文は,過去20年間に亘るモニタリングとメカニズム研究の増加の大部分を牽引してきた大気エアロゾル科学及び政策ニーズにおける最近の結果をレビューした。この合成は,気候-エアロゾル相互作用を支える科学の中で,人間の健康と環境に対するPMの影響を示す多くの新しい過程と発展を明らかにした。しかし,浮遊粒子状物質は,若年死亡に対する世界的に重要な影響を担っているが,我々は依然として,これらの影響対するPMの各種化学成分の相対的重要性を認識していない。同様に,気候に対するPMの全体的な影響の大きさは非常に不確実である。この不確実性にも拘わらず,大気PMの局所的および全球的問題を緩和するために実行できる多くの事物がある。最近の解析では,既知の管理措置を用いて黒色炭素(BC)排出の低減は,地球温暖化を低減させ,全球温度に対する人為起源的影響が2°Cを超える時期を遅らせることを示した。同様に,二次無機エアロゾル(SIA)に対する重要な農業前駆気体であるアンモニアの費用効果の管理策は,ヨーロッパ,中国,及び米国の地域での富栄養化とPM濃度を減少させる。したがって,気候や環境の健康に及ぼす大気PMの影響を低減するためにできることは多い。PMの全影響範囲を緩和する行動の優先順位リストは,現在のエアロゾル科学の知識の欠点のために配信不能である。この短所の中で,全球気候におけるPMの役割と,各種PM前駆物質源の相対的役割と,今世紀の残りの数十年に亘る気候と土地利用の変化に対するそれらの応答が顕著である。いずれにせよ,本論文の事実は大気質と気候政策への統合的アプローチを強く主張した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気候学,気候変動  ,  放射,大気光学 

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