抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マハラノビス・タグチメソッド(MH法)の応用例と,多変量解析における蟻コロニークラスタリング手法について述べた。まず,MH法について,MHの距離や,単位空間などを説明した。次に,その応用例として,麻薬常用患者への効果的なリハビリテーション法の決定について述べ,あるリハビリ法だけで更生できた患者のデータを元に単位空間を構成し,MHの距離を計測することで他の患者への適切なリハビリ法を判定し,治療効果を上げたとした。次に,クラスタ分析手法の一つである蟻の群れの知能をモデルにしたACC(蟻コロニークラスタリング)手法の改善について述べた。これは,ACCの基本動作を見直し,エージェントの移動方向,オブジェクトの優先移動方向,確率式を検討し,人工蟻の動作をより自然の蟻の動作に近づけるモデル化をして,クラスタリングの精度を高めることができたとした。さらに,同種のクラスタであると判定されたオブジェクトを”凝縮”することで,計算量が削減できたとした。