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J-GLOBAL ID：201602212698090221   整理番号：16A0256564

御拳場六筋の復元-国勢調査小地域境界データを活用して-

An Application of Census Boundary Data-Sets for Reconstructing 6 Falconry Fields of the Tokugawa Shogunate

著者 (3件)： 夏目宗幸 (ESRIジャパン(東京都)) ,  原裕太 (京大 大学院地球環境学舎) ,  淺野悟史 (総合地球環境学研)
資料名： GIS-理論と応用  (Theory and Applications of GIS)
巻： 23  号： 2  ページ： 43-52  発行年： 2015年12月30日 
JST資料番号： L3915A  ISSN： 1340-5381  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 江戸幕府は,八代将軍徳川綱吉時代に,鷹狩を復活し,将軍のための鷹場を御挙場(おこぶしば)と命名し,藩政村を含む江戸城の五里四方をその範囲とした。その御挙場は,六郷筋(品川筋),目黒筋,中野筋,戸田筋,岩淵筋,葛西筋の六筋に分割され,江戸城下の天領支配の運用など,一元的管理された重要な地割区分として機能した。本稿では,平成12年国勢調査(小地域)境界データ(町丁字名)を活用し,GISソフトによる御挙場六筋(江戸周辺の幕府鷹場境界)の復元について報告した。藩政村名と町丁字名による地名の一致によって復元作成された歴史GISにより,次の成果を得た。1)区画資料のない絵図から御挙場六筋の境界推定し,江戸期における行政境界のGISデータ整理。2)町丁字名データ活用により,汎用性,可用性が最大限維持され,江戸期の土地区分図,統計資料を用いた地域分析の枠組み的活用が可能になること。

シソーラス用語： 国勢調査 ,  *地理情報システム ,  歴史 ,  時期 ,  東京都 ,  画像分析 ,  絵画 ,  *地図作成 ,  *地名 ,  土地利用 ,  統計データ ,  図面 ,  管理区域 ,  古文書
準シソーラス用語： *江戸 ,  江戸時代 ,  地域分析 ,  復元図 ,  *歴史GIS

分類 (2件)： 写真測量,空中写真  (RC02040D) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (24件)：

• 浅井泰之・矢野桂司(2001)1995年国勢調査によるジオデモグラフィクスの構築.「地理情報システム学会講演論文集」,10, 279-284.
• HGISの研究協議会(編) (2012)『歴史GISの地平:景観・環境・地域構造の復元に向けて』,勉誠出版
• 服部亜由未・奥貫圭一・溝口常俊・森田匡俊・平松晃一(2014)明治初期の町村域GISデータ作成-長野県を事例として-,「地理情報システム学会講演論文集」,22,C-7-4(CD-ROM)
• 角川日本地名大辞典編纂委員会(編) (1980)『角川日本地名大辞典11埼玉県』,角川書店.
• 角川日本地名大辞典編纂委員会(編) (1988)『角川日本地名大辞典13東京都』,角川書店.

タイトルに関連する用語 (5件)： 復元 ,  国勢調査 ,  地域 ,  境界 ,  活用