文献

J-GLOBAL ID：201602212987876136   整理番号：16A0297157

土の締固めにおける飽和度管理の重要性

著者 (1件)： 龍岡文夫 (東京理大)
資料名： ダム技術  (Engineering for Dams)
号： 354  ページ： 3-16  発行年： 2016年03月15日 
JST資料番号： Y0579A  ISSN： 0289-9639  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来の土の締固め管理手法では,締固め度と含水比あるいは空気間隙率(飽和度)の両者相互の関連が明確ではなかった。提案の管理手法は締固め度・含水比・飽和度を包括的に総合管理し,締固め目標に対して設計との関連を明確化,さらに,現場CEL値のバラツキに対しても対応可能なものとした。特に,従来忌避されてきた「所謂乾燥側」においても,当手法により高い乾燥密度を目指すことを可能にした。乾燥密度と飽和度で整理した締め固め曲線事例を示し,CBR値,透水係数を使って飽和度との関係を関数化して,飽和度管理を重視する土の締固め法の提案を行った。

シソーラス用語： *土締固め ,  *飽和度 ,  *管理 ,  含水量 ,  土壌密度 ,  特性曲線 ,  CBR試験 ,  透水係数
準シソーラス用語： CBR値 ,  乾燥密度 ,  空気間隙率 ,  総合管理 ,  締固め曲線 ,  *飽和度管理

分類 (2件)： 土の圧縮,圧密,せん断,地盤沈下  (RA03050P) ,  地盤改良,土質安定処理  (RA07060C)

引用文献 (13件)：

• 土質工学会(1979):土質調査試験結果の解釈と適用例,第8章透水試験,337頁。
• 三国英四郎(1962):フィルダムしゃ水壁材料の性質と締固めに関する研究(その1),土と基礎,10(1):4-12頁.
• 浅尾格(1964):御母衣ダムについて,第8回国際大ダム大会課題第31関係論文,大ダムNo.27,33-44頁。
• 龍岡文夫ら(2013~2015):地盤工学・技術ノート,盛土の締固め1~20回,雑誌「基礎工」,2013年7月号~2015年2月号。
• Tatsuoka, F. (2015) : Compaction characteristics and physical properties of compacted soil controlled by the degree of saturation, Keynote Lecture, Proc. of 15th Pan-American Conf. on SMGE & 6th Int. Conf. on Deformation Characteristics of Geomaterials, Buenos Aires, pp.40-78.

タイトルに関連する用語 (4件)： 土 ,  締固め ,  飽和度 ,  重要性