抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これまでWilmのジュラルミンから五十嵐博士の超々ジュラルミンの発明までのアルミニウムの技術史を述べてきた。今回は,アルミニウム製錬の技術の歴史を振り返ってみた。さらに,第二次世界大戦での日米間の圧倒的な技術差は,航空機やアルミニウムの地金の生産量だけでなく,板材の生産性,特に連鋳技術,圧延技術についても現れていたので,これについても述べた。まず,世界のアルミニウム製錬について簡単に述べた上で,日本のアルミニウム製錬について,地金の輸入(国際連盟脱退以前),国産原料からの製錬技術の歴史(アルミナ製造法,白粘度など国産原料からの製錬)以上を述べた。次に,Alcoaの新技術による生産力増強(米国の航空機需要,連続鋳造技術,タンデム圧延技術),住友の超ジュラルミン,超々ジュラルミンの増産(連続鋳造技術,圧延技術),以上を紹介した。材料開発はその製造技術の発展が伴わないと工業化できないことを歴史は証明した。