文献
J-GLOBAL ID:201602213180353241   整理番号:16A0195960

湾岸領域監視を目的とした固有空間法の精度向上

著者 (5件):
資料名:
号: 47  ページ: 61-72  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: L0018B  ISSN: 1881-4891  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
海上保安白書によると多発する海上犯罪の中で,漁業関係法令違反に対する送致件数は,海上犯罪送致件数の中の34%を占めており,その対策が急務となっている。これらの犯罪の多くは夜間に発生しており,昼夜を問わず利用可能な物体検出・追跡ができる監視システムへの期待が高まっている。筆者らは漁港などを含む湾岸領域を対象に,カメラを用いた移動物体の自動検出手法を提案している。複雑な背景変動を記述する手法として固有空間法がある。固有空間法は検出対象物体を含まない背景画像を複数枚収集し,これらに含まれる変動を固有ベクトルという形で表現する。本研究では,カメラから3km程度離れた沖合を含む湾岸領域において,沖合を移動する船舶,カメラから近くにある漁港付近を移動する小型漁船やヨット,陸上部にある車両,人物などを対象に,サーマルカメラを用いて物体検出を行った。本研究では,画像を小ブロックに分割し,ブロックごとに背景変動を考慮した次元の違う固有空間を作成し,その次元に対応した閾値を用いて検出を行う手法を提案した。この手法を用いた結果,全体で70.5%の物体検出率を得ることができた。一方,水平線消失点付近にある物体は,カメラから遠く離れているため,画面に小さく映るだけでなく,背景部分との輝度差も少ない。遠方及び漁港の外側部分の海上に対する検出率は52%~65%程度であった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
撮像・録画装置  ,  漁労一般  ,  漁場・漁況 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る