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J-GLOBAL ID：201602213380018803   整理番号：16A0197363

河川表面流速の画像計測ソフトウェアKU-STIV開発の背景とその応用

著者 (1件)： 藤田一郎 (建設工学研)
資料名： 建設工学研究所論文報告集  (Memoirs of Construction Engineering Research Institute)
号： 57  ページ： 81-92  発行年： 2015年11月30日 
JST資料番号： G0690A  ISSN： 1347-2771  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,記録的な豪雨による洪水災害が多発しており,その対策のために,河川流量や水位のハイドログラフを正確に計測しておくことが重要である。わが国の洪水流量計測は,長年,浮子法で行われてきたが,夜間の観測が危険であり,観測に人手を要することや,流量の計測精度に限界があるなどの問題点が多かった。そこで,非接触法による計測で,その代表的な計測法の一つが,水面に照射した電波から流速を求める電波流速計であり,もう一つの代表が,画像を利用する方法である。画像を利用する場合,主要河川のCCTVの画像や,安全な場所から撮影した映像を用いて,河川表面の横断流速を求めることが出来る。筆者らは,この画像利用技術の開発を精力的に行ってきたが,この技術を幅広く普及させるために,ユーザーインターフェイスなどを整えたソフトウェアを商品化した。本文は,河川表面流速の画像計測ソフトウェアのアルゴリズムと適用例を記した。

シソーラス用語： 水害 ,  *計測 ,  *流速 ,  *表面 ,  *河川 ,  流量 ,  洪水 ,  流速計 ,  非接触測定 ,  形態 ,  水面 ,  画像処理 ,  画像 ,  専用テレビジョン ,  画像分析 ,  *ソフトウェア ,  凹凸
準シソーラス用語： CCTV ,  STIV解析 ,  *河川表面流速 ,  *画像計測 ,  洪水災害 ,  洪水流量計測 ,  時空間画像 ,  水面凹凸 ,  浮子法

分類 (3件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (10件)：

• 山口高志・新里邦生:電波流速計による洪水流量観測,土木学会論文集,No,497/II-28,pp.41-50,1994.
• 藤田一郎・河村三郎:ビデオ画像解析による河川表面流計測の試み,水工学論文集,38巻,pp.733-738,1994.
• 藤田一郎:非接触型流速計測法を用いた実河川流の計測と問題点,ながれ,第26巻,5-12,2007.
• Fujita, I., Muste, M. and Kruger, A. : Large-scale particle image velocimetry for flow analysis in hydraulic engineering applications, Journal of Hydraulic Research, Vol.36, No.3, pp.397-414, 1998.
• Muste, M., Fujita, I., and Hauet, A. : Large-scale particle image velocimetry for measurements in riverine environments, Water Resources Research, 44, WOOD19, doi:10.1029/2008WR006950, 2008.

タイトルに関連する用語 (8件)： 河川 ,  表面流 ,  画像計測 ,  ソフトウェア ,  Ku ,  開発 ,  背景 ,  応用