文献
J-GLOBAL ID:201602213433114010   整理番号:16A0154567

in vitroおよびin vivoでの肥満細胞媒介アレルギー性炎症に対するチコリ酸の効果

Effect of Chicoric Acid on Mast Cell-Mediated Allergic Inflammation in Vitro and in Vivo
著者 (10件):
資料名:
巻: 78  号: 12  ページ: 2956-2962  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: C0012B  ISSN: 0163-3864  CODEN: JNPRDF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
多くの植物に含まれるフェノール系化合物であるチコリ酸の抗アレルギー関連抗炎症作用とその根底にあるメカニズムを,ホルボール12-ミリスタート-13-アセタートおよびカルシウムイオノホアA23187で刺激したヒト肥満細胞(HMC)-1で,酵素免疫アッセイ,定量リアルタイムPCR反応などの手法を用いて調査した。チコリ酸は,炎症性サイトカインのTNF-α,インターロイキン(IL)-6およびIL-1βの発現を,転写の阻害を介して濃度依存的に下方制御した。またチコリ酸は,NF-κBのp65サブユニットの核内移行とカスパーゼ-1の活性化を阻害した。NF-κBの活性化に対する阻害作用のメカニズムを調査したところ,チコリ酸はIκBαのリン酸化と分解を阻害したことを示した。一方チコリ酸は,MAPキナーゼの活性化には影響を与えなかった。化合物48/80を用いたマウスのアナフィラキシーモデルでは,チコリ酸は用量20mg/kgで死亡率を低下させ,血清ヒスタミン濃度を低下させた。したがってチコリ酸は肥満細胞が介在するアレルギー反応の調節を介して,抗アレルギー関連の抗炎症作用を発揮しているということが示唆される。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生薬の薬理の基礎研究  ,  免疫反応一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る