抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
北海道周辺に分布するマダラの資源評価を行なうために必要な情報を収集することを目的として,後志管内において漁獲物の生物測定調査と漁獲統計調査を実施した。沖合底びき網の漁獲物について,2014年12月及び2015年3月にそれぞれ余市郡ならびに小樽市の漁業協同組合所属船の漁獲物それぞれ25尾と24尾を生物測定(性別,全長,体長,体重,内臓除去調査,生殖腺重量,成熟度,肝臓重量,胃内容物重量,胃内容物観察,耳石採取)調査した。漁獲統計調査について1985~2014年度の推移をみると,後志管内の沿岸漁業では刺網による漁獲が余市町などでは多い。小樽市,余市町,古市町では2000年に前年度を大きく上回る漁獲があったが,それ以降は2007年まで減少傾向が続いた。2011年度から2012年度にかけて古市町や余市町などで漁獲量が大きく増加したが,2013年度から2014年度にかけて大きく減少した。小樽市に水揚げされる沖合底びき網漁業の漁獲量は近年著しい減少傾向にあったが,2012年度は一時的に増加した。しかし2013年度から再び減少に転じ,2014年度も前年を下回った。