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J-GLOBAL ID：201602213607984302   整理番号：16A0302925

波長2μm帯広帯域高速波長掃引Tmファイバーレーザー

著者 (4件)： 戸倉川正樹 (電通大 レーザー新世代研究セ) ,  戸倉川正樹 (Univ. Southampton, Highfield, GBR) ,  DANIEL Jae M. O. (Univ. Southampton, Highfield, GBR) ,  CLARKSON W. Andrew (Univ. Southampton, Highfield, GBR)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 45  号： 3  ページ： 108-110  発行年： 2016年03月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 波長2μmで動作するTm添加ファイバーレーザは,波長793nmの高出力半導体レーザ励起において変換効率50%以上,レーザ出力1kW以上などが実現されている。しかし,波長掃引レーザの利得媒質として用いた場合,高速波長掃引時にランダム性を有したパルス発振が誘発されるなどの問題がある。これらの問題を解決し,広帯域・高速・安定・狭線幅な波長掃引Tmファイバーレーザを開発している。本報告では,Tmファイバーレーザの特性について紹介した。Tm添加シリカファイバの利得特性を述べ,回転スリットを用いた波長掃引レーザや回転ポリゴンミラーを用いた波長掃引レーザの開発事例を示した。回転スリットと制御用エタロンを利用することで,レーザ出力1W,波長掃引幅120nm,波長幅0.05nm,周波数間隔34.8GHz,波長掃引周波数400Hz,出力標準偏差2~5%の制御されたパルス発振を達成した。

シソーラス用語： *ファイバレーザ ,  *ツリウム ,  ドーピング ,  移相器 ,  波長 ,  高速度 ,  広帯域 ,  *赤外レーザ ,  *光ファイバ ,  エネルギー変換効率 ,  レーザ出力 ,  レーザ励起 ,  半導体レーザ ,  レーザ発振 ,  利得 ,  レーザパルス ,  二酸化ケイ素 ,  反射鏡 ,  光学スリット ,  標準偏差 ,  エタロン
準シソーラス用語： ポリゴンミラー ,  *近赤外レーザ ,  周波数掃引 ,  波長シフタ ,  半導体レーザ励起

分類 (2件)： 固体レーザ  (BD04080W) ,  光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H)

引用文献 (8件)：

• T. Ehrenreich, R. Leveille, I. Majid, K. Tankala, G. Rines and P. F. Moulton: Proc. SPIE, 7580 (2010) 758016.
• J. M. O. Daniel, N. Simakov, M. Tokurakawa, M. Ibsen and W. A. Clarkson: Opt. Express, 23 (2015) 18269-18276.
• J. Li, Z. Sun, H. Luo, Z. Yan, K. Zhou, Y. Liu and L. Zhang: Opt. Express, 22 (2014) 5387-5399.
• C. S. Cheung, M. Tokurakawa, J. M. O. Daniel, W. A. Clarkson and H. Liang: Opt. Lett., 39 (2014) 6509-6512.
• C. S. Cheung, J. M. O. Daniel, M. Tokurakawa, W. A. Clarkson and H. Liang: Opt. Express, 23 (2015) 1992-2001.

タイトルに関連する用語 (5件)： 波長 ,  広帯域 ,  掃引 ,  Tm ,  ファイバーレーザー