文献
J-GLOBAL ID:201602213639057871   整理番号:16A1369904

XLR-11の尿中の代謝物の液体クロマトグラフィー-4重極飛行時間型質量分析法による定量

Determination of urinary metabolites of XLR-11 by liquid chromatography-quadrupole time-of-flight mass spectrometry
著者 (8件):
資料名:
巻: 408  号:ページ: 503-516  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
最近,新規合成カンナビノイドの利用が,これらの薬剤の世界的な取り締まりにもかかわらず,大きく増大している。テトラメチルシクロプロピル構造基を有するフッ素化合成カンナビノイドであるXLR-11((1-[5’-フルオロペンチル]インドール-3-イル)-(2,2,3,3-テトラメチルシクロプロピル)メタノン)が,2012年以来,よく乱用されている。XLR-11は,その非フッ素化親類縁体。UR-144((1-ペンチルインドール-3-イル)-(2,2,3,3-テトラメチルシクロプロピル)メタノン)と共通の多数の代謝物を産生する。したがって,これらの薬剤を識別するための有効な尿マーカーの開発が必須である。本研究で筆者らは,XLR-11の疑わしい利用者からの尿検体の代謝プロファイルを液体クロマトグラフィー-4重極飛行時間型質量分析を利用して調べた。また,XLR-11の4つの潜在的な代謝物を市販の標準品を利用して定量した。XLR-11とUR-144のin vitro代謝もヒト肝ミクロソームを利用して調べて,ヒドロキシペンチル代謝物の産生のパターンを比べた。尿試料は,酵素加水分解を利用し,又は利用せずに調製し,固-相抽出に供した。筆者らは,酸化的脱フッ素,ヒドロキシル化,カルボキシル化,脱水素化,グルクロン酸抱合体形成,及びこれらの反応の組み合わせによって得られた19種の代謝物を同定した。同定された代謝物の中で,12種の代謝物が,喫煙中に生じたシクロプロピル開環XLR-11分解物から精製された。ヒドロキシル化2,4-ジメチルペンタ-1-エン構造基を有する代謝物が,加水分解後の多くの検体中に検出され,XLR-11摂取の特異なマーカーとして利用された。定量的結果は,5-と4-ヒドロキシルペンチル代謝物の濃度比も,XLR-11とUR-144の乱用の識別のための有用なマーカーとして見なされる必要があることを示した。Copyright 2015 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機化合物の物理分析  ,  生物薬剤学(基礎)  ,  薬物の分析 
引用文献 (22件):
もっと見る

前のページに戻る