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J-GLOBAL ID:201602213719234071   整理番号:16A0298626

パリ(フランス)における微細エアロゾルの発生源と地理的位置

Sources and geographical origins of fine aerosols in Paris (France)
著者 (15件):
資料名:
巻: 14  号: 16  ページ: 8813-8839 (WEB ONLY)  発行年: 2014年08月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,ヨーロッパ第2の人口密集大都市圏であるパリ(フランス)における微細エアロゾルの主たる発生源を特定し割当ることを目的とした。パリの都市バックグラウンドサイトでの1年間にわたるPM2.5の毎日の化学組成(Bressi等,2013)に基づいた。正行列因子分解(EPA PMF3.0)を微細エアロゾルの発生源を特定し,割当てるために用いた。PMF因子の適切な数を決定するためにブートストラップを行い,PM2.5の質量と化学組成をより良くモデリングするために統計(平均二乗誤差,決定係数他)を調べた。潜在的汚染源寄与関数(PSCF)と条件付き確率関数(CPF)により,発生源の地理的位置が評価できた。適切な重み関数を用いるため特に注意を払った。7つの因子,すなわち硫酸アンモニウム(A.S.)に富む要因,硝酸アンモニウム(A.N.)に富む要因,重油燃焼,道路交通,バイオマス燃焼,海洋エアロゾル,金属工業を特定し,それらの化学特性の詳細な論議について報告した。それらは年平均でそれぞれ,27,24,17,14,12,6,1%のPM2.5質量(14.7μg m-3)に寄与した。それらの季節的変動について議論した。A.S.とA.N.に富む要因はヨーロッパ大陸から中,長距離輸送,重油燃焼は北フランスと英仏海峡からの由来,道路交通とバイオマス燃焼は主として地域での排出により,それぞれ影響された。従って,パリ市で測定されたPM2.5質量の平均で半分以上が,ヨーロッパ大陸由来の二次エアロゾルの中,長距離輸送によるもので,地域発生源は,年平均質量の4分の1しか寄与しない。これらの結果は,地域規模での微細エアロゾル削減政策がパリ都市バックグラウンドサイトでのPM2.5濃度を充分に削減するには不十分であり,近隣国でより調整した戦略が必要なことを示唆した。PM2.5汚染の越境性を考えると,同様の結論が他の大陸都市バックグラウンドサイトにも当てはまる可能性が高い。(翻訳著者抄録)
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