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J-GLOBAL ID:201602213728416522   整理番号:16A0142243

過熱水蒸気を利用したイネいもち病およびばか苗病の種子消毒効果(第2報)

Seed Disinfection against Rice Blast and “Bakanae” Disease Using Superheated Steam: (Part 2)
著者 (5件):
資料名:
号: 66  ページ: 13-17  発行年: 2015年12月18日 
JST資料番号: F0809A  ISSN: 0368-623X  CODEN: KNBKAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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農薬を用いない水稲種子消毒法,温湯浸法の代替技術として,過熱水蒸気を利用した熱殺菌手法の開発を行ってきた。これまでに,数種の先行試作機による殺菌効果等を確認しているが,今回,1時間当たりの種子処理量を100kgに改良した後継試作機の実用性評価を目的とし,いもち病およびばか苗病に対する殺菌効果および殺菌処理が発芽率と苗生育に与える影響について調査を行った。その結果,いもち病では,無処理区の胞子形成籾率25%に対し,温湯浸法および化学合成農薬と同様に籾表面に胞子形成が認められず,両者と同等の殺菌効果が確認された。ばか苗病では,蒸気処理区のFusarium属菌のコロニー発生率は21.0%~46.3%で本処理の殺菌効果は温湯浸法と同等で,化学合成農薬には劣っていた。また,蒸気処理による発芽率への影響は認められなかった。苗生育については,「はえぬき」,「コシヒカリ」,「ササニシキ」,「あきたこまち」,「ひとめぼれ」,「こゆきもち」,「ヒメノモチ」および「でわのもち」の8品種を供試し,温湯浸法区と比較した結果,いずれの品種も蒸気処理区の苗生育は概ね温湯浸法区と同程度で,移植の障害となるような生育遅延等は認められなかった。さらに,これまでに温湯浸法で課題とされてきた人件費を含んだランニングコストは,約5割の削減が示唆された。したがって,温湯浸法の低コスト代替技術としての適応性が非常に高いと考えられた。
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分類 (4件):
分類
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稲作  ,  菌類による植物病害  ,  物理的防除一般  ,  農業機械・施設一般 
引用文献 (11件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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