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J-GLOBAL ID:201602213770670471   整理番号:16A0118649

Arabidopsisにおける雄性配偶体発生のMg輸送で重要な役割を担うMagnesium Transporter 5

Magnesium Transporter 5 plays an important role in Mg transport for male gametophyte development in Arabidopsis
著者 (9件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 925-936  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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葯発生の際の子房室やタペータム細胞内の雄性配偶体発生では,その発生に必要な全ての栄養物質を調達することになる。Magnesium Transporter 5(MGT5)はMGTファミリーに属しており,Mg排出と取り込みの2つの機能を持っている。そこで本研究では,mgt5突然変異体において雄性配偶体有糸分裂と花粉の内壁形成に欠陥がみられることを明らかにした。GFP-MGT5の一時的発現より,MGT5は細胞膜に局在化することが分かった。これらの発見から,雄性配偶体ではMGT5が子房室からMgを取り込む役割を担い,雄性配偶体発生にMgが必須であることが明らかになった。ノックアウトABORTED MICROSPORES(AMS)突然変異体(AMSはタペータムの必須調節因子)でのMGT5の発現は大きく減少していた。クロマチン免疫沈降と移動度シフト分析実験を行った結果,AMSはMGT5のプロモーターと直接結合できることが分かった。免疫電子顕微鏡検査からは,MGT5-Hisがタペータムの細胞膜に局在化することが分かった。これらの発見から,AMSはタペータムでMGT5を直接制御し,子房室内へのMgの排出を誘発していることが分かった。タペータム特異的プロモーターA9下のMGT5の発現はmgt5稔性を部分的に回復した一方で,mgt5植物体は重度の雄性不稔を示した。mgt5の稔性は高Mg条件下で回復した。これらのことから,mgt5雄性配偶体においてmgt5タペータムはMgを排出する能力をまだ持っており,タペータムからのMgの十分な供給によりMgの取り込みを改善できることが明らかになった。そのため,MGT5はタペータムから小胞子へのMg輸送において重要な役割を担うことが分かった。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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発生,成長,分化  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (4件):
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