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J-GLOBAL ID：201602213782013786   整理番号：16A0375718

観光客を対象とした防災情報システムの動向

著者 (1件)： 仲谷善雄 (立命館大 情報理工)
資料名： システム/制御/情報  (システム制御情報学会誌)
巻： 60  号： 4  ページ： 160-165  発行年： 2016年04月15日 
JST資料番号： G0902A  ISSN： 0916-1600  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 災害時の観光客の心理状態について説明の後,防災情報システムの最新の動向を,先進的な京都市の取り組みを中心に解説した。まず,京都市における帰宅困難者対策では,観光客が一斉に市中央の鉄道駅に集まるのは,過密な群集流を生み,観光客にとって危険であるばかりでなく,避難の妨げにもなるとして,災害発生直後には,観光地,あるいは観光地の周辺に観光客を留め置き,順次誘導するといった基本などを述べた。次に,災害対策としては,地元商店街,寺,神社,宿泊施設などで作る観光地対策協議会,事業所対策協議会,ターミナル周辺協議会のそれぞれの活動や対策を述べた。さらに,観光客向けの防災情報システムがどのような場面で必要とされるかを,1)観光客の被災状況の把握,2)観光客向けの情報提供,3)避難誘導,4)計画時の避難誘導検討,に分けて述べるとともに,京都市でのシステム開発事例を紹介した。

シソーラス用語： *情報システム ,  経路 ,  情報配布 ,  *災害対策 ,  *観光 ,  避難 ,  情報サービス ,  誘導 ,  人間 ,  交通現象 ,  京都府
準シソーラス用語： *観光客 ,  帰宅困難者 ,  京都市 ,  避難支援 ,  *防災情報システム

分類 (3件)： 観光,レクリエーション  (RD04030J) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (25件)：

• 池田: 被災観光客の避難状況に関する質的事例研究-観光安全システムの確立を目指して-; 地域政策研究, Vol.12, No.1, pp.131-149 (2009)
• 京都市行財政局防災機器管理室: 災害時における観光客等防災対策に係る避難シミュレーション等の検証調査 (2013)
• 内閣府: 大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン (2015)
• 国土交通省観光庁: 訪日外国人旅行者の安全確保のための手引き (2014)
• 国土交通省観光庁: Safety Tips for Travelers; http://www.projectdesign.jp/201406/antidisastercity/001433.php (2015年9月30日)

タイトルに関連する用語 (3件)： 観光客 ,  防災情報システム ,  動向