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J-GLOBAL ID:201602213857989989   整理番号:16A0232161

ラパマイシンによるmTORの阻害は聴覚有毛細胞の損傷を生じin vitroでのらせん神経節ニューロンの伸長と神経突起の形成を減少させる

Inhibition of mTOR by Rapamycin Results in Auditory Hair Cell Damage and Decreased Spiral Ganglion Neuron Outgrowth and Neurite Formation In Vitro
著者 (8件):
資料名:
巻: 2015  号: Otolaryngology  ページ: 925890 (WEB ONLY)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ラパマイシンは免疫抑制特性を有する抗菌剤である。ラパマイシンは,哺乳類ラパマイシン標的蛋白質(mTOR)複合体I(mTORC1)を遮断することでmTORを阻害する。mTORは変則的なセリン/トレオニンプロテインキナーゼで,細胞成長,細胞増殖および細胞代謝を制御する。しかし,内耳でのmTOR経路についてはほとんど知られていない。最初に,2つのmTOR複合体(それぞれmTORC1とMTORC2)が哺乳理の蝸牛に存在するかどうかを評価した。次に,5日齢のラットの組織外植片で,ラパマイシン濃度を増加させて処置して,ラパマイシンの聴覚有毛細胞およびらせん神経節ニューロンに対する効果を調べた。聴覚有毛細胞の生存,らせん神経節ニューロンの数,神経突起の長さおよび神経の生存をin vitroで解析した。今回のデータは,両mTOR複合体は哺乳類の蝸牛で発現していることを示している。ラパマイシンによるmTORの阻害が聴覚有毛細胞を濃度依存的に損傷することを観察した。さらに,らせん神経節ニューロンの数と神経突起の長さは,用いたすべての濃度で,コントロールに比べて投与量に依存して低下した。今回のデータは,mTORが有毛細胞の生存で役割を果たしており,らせん神経節ニューロンの伸長と神経突起の形成を調節している可能性を示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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耳鼻咽喉科の基礎医学  ,  細胞生理一般 
物質索引 (1件):
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