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J-GLOBAL ID：201602213916318899   整理番号：16A0262072

球状風化を呈する花崗岩類分布域における表層崩壊発生場に関する研究

著者 (2件)： 野池耕平 (土木研) ,  野池耕平 (パシフィックコンサルタンツ)
資料名： 土木研究所資料  (Technical Report of PWRI)
号： 4315  ページ： 93-96  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： J0096A  ISSN： 0386-5878  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 球状風化を呈する花崗斑岩が分布し,2011年に同時多発的な表層崩壊が発生した和歌山県那智川流域において,表層崩壊の発生特性について検討した。また,土層厚のパラメータを設定するため,球状風化を呈する地質帯における課題を整理した。この結果,那智川流域の花崗斑岩分布域は,主として開析斜面上部及び開析斜面下部が分布し,山頂緩斜面は尾根部で帯状に分布しており,これら球状風化を呈する花崗斑岩は,表層崩壊の発生特性が地形の開析程度に規制されていることがわかった。

シソーラス用語： *風化作用 ,  *花崗岩 ,  豪雨 ,  *崩壊 ,  侵食作用 ,  和歌山県 ,  河川
準シソーラス用語： *花崗斑岩 ,  開析 ,  *球状風化 ,  那智川 ,  *表層崩壊

分類 (1件)： 斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (4件)：

• 水野篤行、「5万分の1図幅「那智」および同説明書」、p1-37、地質調査所、1957
• 荒牧重雄・羽田忍、「熊野酸性火成岩類の中部および南部の地質」、地質学雑誌、Vol.71 No.841、p494-512、1965
• 松澤真・木下篤彦・高原晃宙・石塚忠範、「花崗岩地域における土層構造と表層崩壊形状に与える山地の開析程度の影響」、地形、36、p23-48、2015
• 土木研究所材料地盤研究グループ地質チーム、「土層強度検査棒による斜面の土層調査マニュアル(案)」、土木研究所資料、第4176号、p1-40、2010

タイトルに関連する用語 (3件)： 花崗岩類 ,  表層崩壊 ,  研究