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J-GLOBAL ID：201602213991645790   整理番号：16A0256561

積雪寒冷地における疑似的津波避難に関する移動軌跡データ分析

An Analysis of Trajectory Data for Quasi Tsunami Evacuation in a Heavy Snow and Cold Area

著者 (2件)： 奥野祐介 (シン技術コンサル) ,  橋本雄一 (北大 大学院文学研究科)
資料名： GIS-理論と応用  (Theory and Applications of GIS)
巻： 23  号： 1  ページ： 11-20  発行年： 2015年06月30日 
JST資料番号： L3915A  ISSN： 1340-5381  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波避難行動時の課題を検討した。津波から身を守るためには,地震発生から津波到達までの時間内に,安全な場所に避難する必要がある。このために,事前に,避難障害の排除や課題の抽出を行なった。北海道・釧路市において,疑似的な津波避難行動を記録した移動軌跡データを,積雪期と非積雪期に収集し,歩行速度に着目した比較分析を行った。その結果,積雪期と非積雪期では,歩行速度の低下する要因が異なっていることが明らかとなり,季節性を考慮した防災対策が必要であることがわかった。また,収集した移動軌跡データから,避難の障害となる速度低下箇所を可視化する手法を提案した。

シソーラス用語： *積雪寒冷地 ,  *大津波 ,  人間行動 ,  *避難 ,  歩行者交通 ,  歩行者 ,  北海道 ,  時期 ,  積雪 ,  速度 ,  防災計画 ,  災害対策
準シソーラス用語： 防災対策 ,  釧路市 ,  積雪期 ,  *避難行動 ,  歩行速度

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (18件)：

• 伊藤沙知・生田英輔・土井正・北本裕之・川勝悠介・高橋隆宜・大道美佳・紙田和代・宮野道雄(2011)東日本大震災における津波避難行動調査:岩手県宮古市での調査報告.地域安全学会梗概集,29, 119-120.
• 臼井澄夫(2011)高精度衛星測位技術と精密計測への応用.精密工学会誌,77(4), 358-361.
• 釧路市総務部防災危機管理課(2013a)『釧路市津波避難計画』.
• 釧路市総務部防災危機管理課(2013b)『釧路市地域防災計画 津波災害対策編』,釧路市防災会議.
• 竹内慎一(2008)積雪寒冷期を考慮した津波避難対策の検討について.北海道建築指導センターCENTER REPORT,166, 2-5.

タイトルに関連する用語 (5件)： 積雪寒冷地 ,  津波 ,  避難 ,  移動軌跡 ,  データ分析