抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
輝度勾配ベクトルの畳み込みを用いたカメラ設置範囲にロバストな起床動作検出手法を提案した。高齢者施設では高齢者の転倒事故が問題となっている。最も頻繁に転倒が発生するのはベッドに戻る際やベッドから移動する際である。従って,ベッドからの起床動作を検知して看護師に通知するのが転倒防止に有効であると考えられる。著者らは,単眼カメラを用いて画像処理による起床動作検出手法を提案したが,カメラ位置に対する汎用性は検討していなかった。本研究では,異なる位置に設置されたカメラを用いても高精度に起床動作を検出する手法を提案した。具体的には,輝度勾配自己相関特徴のカメラ位置に関する脆弱性を改善するために,輝度勾配ベクトルの畳み込みを用いた。さらに,画像特徴の時空間多重解像化を組み合わせることにより,誤検出低減を図った。実験結果は,提案手法の有効性を示した。