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J-GLOBAL ID：201602214246086971   整理番号：16A0030780

詳細有限要素モデルによる接合部破断を生じた実大鋼構造物の応答シミュレーション-複数回の強震動により累積損傷を受ける実大鋼構造3層骨組みの加振実験 その1-

SUPER-DETAILED FEM SIMULATIONS FOR FULL SCALE STEEL STRUCTURE CAUSED FATAL RUPTURE AT ITS JOINT PARTS BETWEEN MEMBERS: Shaking table test of full scale steel frame structure to estimate influence of cumulative damage by multiple strong motion: Part 1

著者 (5件)： 水島靖典 (竹中工務店) ,  向井洋一 (神戸大 大学院工学研究科) ,  難波尚 (神戸大 大学院工学研究科) ,  多賀謙蔵 (神戸大 大学院工学研究科) ,  猿渡智治 (JSOL)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 719  ページ： 61-70  発行年： 2016年01月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 複数回の強震動により累積損傷を受けた実大鋼構造3層骨組の加振実験を対象とし,詳細有限要素モデルによる応答シミュレーションの適用性を検討した。兵庫県南部地震におけるJR鷹取駅での観測波のNS成分を入力した実験ケースを対象とした。BCR295の柱,H形鋼梁,合成構造床スラブの鋼構造ラーメンを対象とした。JR鷹取波60,80,100%の連続加振を行い,100%加振時の破断の有無をパラメータとして解析ケースを設定した。その結果,振動台実験に対し,破断を考慮せずに連続加振解析を行った場合,60,80%では精度良く応答をシミュレーションできた。破断が生じた100%加振時では,破断以降の時間帯で,応答の振幅および位相に大きな差異が生じた。

シソーラス用語： *鋼構造 ,  多層ラーメン ,  解析モデル ,  有限要素法 ,  疲れ損傷 ,  *地震応答 ,  振動試験 ,  接合部 ,  破断 ,  *応答解析 ,  *地震応答解析 ,  累積損傷 ,  FEMモデル
準シソーラス用語： 有限要素モデル

分類 (1件)： 金属構造  (RA04050W)

引用文献 (29件)：

• 1) 金裕錫、壁矢沢寿海、松森泰造、壁矢沢寿一:E-ディフェンスによる実大6層鉄筋コンクリート建物実験 その11 3 次元動的解析、日本建築学会大会学術講演梗概集、C-2、pp. 393-394、2007.8
• 2) 吹田啓一郎、松岡祐一、山田哲、島田侑子、多田元英、笠井和彦:震動台実験の概要と弾性応答特性 -実大4層鉄骨造建物の完全崩壊実験 その1-、日本建築学会構造系論文集、635号、pp. 157-166、2009.1
• 3) 山田哲、吹田啓一郎、松岡祐一、島田侑子:震動台実験における弾塑性応答特性と崩壊メカニズムの形成 -実大4層鉄骨建物の完全崩壊実験 その2-、日本建築学会構造系論文集、644号、pp. 1851-1859、2009.3
• 4) 堀本明伸、多田元英、玉井宏章、大神勝城、桑原進、三谷淳:実大4層鉄骨造建物の統合化構造解析システムによる立体倒壊解析、構造工学論文集、Vol. 55B、pp. 277-283、2009.3
• 5) 修行稔、島津勝:繊維化塑性関節法による質点系骨組モデルの地震応答解析、日本建築学会構造系論文集、第696号、pp. 275-283、2014.2

タイトルに関連する用語 (13件)： 有限要素モデル ,  接合部 ,  破断 ,  実大 ,  鋼構造物 ,  応答 ,  シミュレーション ,  複数回 ,  強震動 ,  累積損傷 ,  鋼構造 ,  骨組み ,  加振実験