抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,有機系接着剤による外装タイル後張り工法の適用例が増加している。この工法は,弾性を有する接着剤層が,接着界面に発生する応力を低減することから,タイルのはく離防止性能を有する工法として期待されている。しかし,鉄筋コンクリート造の建物外装に適用された時の長期耐久性については未だ不明な点が多い。そこで,現在常用されている外装タイル張り用の変成シリコーン樹脂系一液反応硬化形接着剤の促進劣化試験による性能比較により,劣化因子となる要因および耐久性の評価を行った。その結果,1)試験を行った5種類の接着剤はJASS19の基準を満足している。2)水・熱・紫外線が接着剤の劣化因子となっている。3)紫外線劣化を起こした樹脂は,微視的観察により表層への無数のクラック発生が見られ,変形追従性能の低下の原因となっている。4)劣化因子との接触を避けることにより,長期的な耐久性が保たれる。(著者抄録)