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J-GLOBAL ID：201602214578648955   整理番号：16A1187091

QCDのモデル構築に対する虚数化学ポテンシャルの意味合い

Implications of imaginary chemical potential for model building of QCD

著者 (1件)： KASHIWA Kouji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： YITP  (YITP)
号： 16-38  ページ： 7P  発行年： 2016年03月16日 
JST資料番号： L0911B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有限の虚数化学ポテンシャルにおけるQCDの諸性質を再訪して低エネルギー領域におけるQCDのモデル構築に用いた。例えばPolyakovループに密接に関連している電気ホロノミーは,Roberge-Weiss転移線の近くの熱力学量に劇的に影響を及ぼす。有限の虚数化学ポテンシャルにおける諸性質を組み込むために,有効模型の結合定数のホロノミー効果の導入することが重要である。この拡張はエンタングルメント頂点を考察することにより可能となる。Nambu-Jona-Lasinio模型における有効四体Fermi相互作用の導出に基づいて,エンタングルメント頂点の正当化を示し,局所近似によりその一般形を与えた。エンタングルメント頂点におけるモデルあいまいさを除去するために,異なるZ₃区画を持つカイラル凝縮体と双対クォーク凝縮体を計算した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *モデリング ,  *量子色力学 ,  *化学ポテンシャル ,  低エネルギー領域 ,  ホロノミー ,  結合定数 ,  熱力学関数 ,  Nambu-Jona-Lasinio理論 ,  *凝縮
準シソーラス用語： モデル構築 ,  QCD【素粒子】 ,  Polyakovループ ,  カイラル凝縮 ,  クォーク凝縮

分類 (1件)： 強い相互作用の模型  (BF02040W)

タイトルに関連する用語 (4件)： QCD ,  モデル構築 ,  虚数 ,  化学ポテンシャル