抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高層建物周りで発生する強風,すなわちビル風は環境問題の一つである。解決策として,防風植栽を適切な位置に施す手法が多用されてきた。しかしながら近年,防風植栽が周辺環境の影響を受けて生育不良となり,期待した防風効果が得られない,強風で倒木するなどの問題か発生している。また防風植栽には,植樹スペースの確保や日常の維持管理が必要になるという課題がある。一方,筆者らは2000年に防風装置Flowps(フロープス)を開発し,樹木が植えられない場所での防風対策として用いてきた。しかしこのFlowpsは樹木に比べてコストが高い。また,基準となるデザインがないため,その都度設計をやり直す必要があった。そこで,防風植栽と同様に手軽に利用できるFlowps IIを開発した。ここでは,大林組技術研究所の敷地内に設置したFlowps IIを基に,風速低減効果,汎用性,低価格化などについて紹介する。(著者抄録)