抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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災害時の避難にあたっては,避難の必要性の有無,タイミング,避難場所を市町村よりも狭い地区単位で明示し,防災担当者や住民の意思決定を支援する必要がある。本研究では過去のイベントの再現計算を行い,その精度を検証した。対象事例は2011年9月の紀伊半島豪雨災害で甚大は被害を受けた十津川流域である。本研究で開発中のシステムは「過去事例の再現計算」を指示すると土砂災害に関する危険度の時空間分布が出力され,同時に地区単位で避難に関する指針を防災担当者及び住民向けに出力する。これを平常時に疑似体験することにより災害時に備えることができる。危険度指標は,雨量及び土壌雨量指数,起伏量,最大傾斜角,最大傾斜方向,横断形状,地質,土地利用及び植生,過去の崩壊実績である。これらをもとに危険度を分析し,避難指針を示すことができる。