抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
組織一般について,ライフサイクル仮説がある。本稿では,権力に執着するあまりの強欲が,会社を腐敗させ,ライフサイクルの最終局面に至るとの仮説を立て,ノンフィクションの文献をもとに考察した。このための前提としては,1)権力は腐敗する,2)ビューロクラシーとデモクラシーの相克(権力欲求仮説),3)組織の病理としての腐ったリンゴ説,が考えられるとして,さらに,以下の仮説(サブ仮説)を議論した。それらは,1)強欲(老醜),2)理念の不在(体育会系の限界),3)お友達経営(権力行使に関する無知,あるいは無視される権力),4)参謀の不在(裸の王様),5)会社の外で(政商,いわゆる闇社会,規制緩和の効用),である。たとえば,2)では,体育会系のノリでということで,勝ち負けだけでものごとを判断しがちで,それの奥行を考えなくなる,また,上に忠誠・下に忍従を強いる,などとした。