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J-GLOBAL ID:201602214861541140   整理番号:16A0020016

地中熱ヒートポンプシステムにおけるポテンシャルマップの高度化

Development of potential maps for ground-source heat pump system with a new approach
著者 (5件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 133-141  発行年: 2015年10月25日 
JST資料番号: F0489B  ISSN: 0388-6735  CODEN: NCGAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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地中熱利用システムは比較的浅部の地中の熱エネルギーを冷暖房や融雪などに利用する省エネルギー技術のひとつであり,ヒートアイランド抑制効果がある。本研究では,地中熱ポテンシャル評価の高度化に資するため,青森県西部の津軽平野を対象として熱交換シミュレーションやヒートポンプ性能(COP)の推定等の各種解析を行い,熱交換マップとCOP分布図を作成した。その成果は以下のとおり。1)熱交換マップとCOP分布図では津軽平野の周辺部と上流域では熱交換量とCOPが高く分布しており,中央部とその下流域では低い傾向を示した。弘前市,黒石市,浪岡町の主要な都市域では地中熱利用の高いポテンシャルが示された。2)広域の地下水流動解析から得られた地下水の流速は平野周辺部で高い傾向を示した。地域ごとの地下水流速の差異が平野内の熱交換量とCOPの分布に影響を及ぼしていると考えられる。3)熱交換シミュレーションから得られた津軽平野内の最大熱交換量は29W/m,最少は15W/mであり,その差は約1.9倍となった。ヒートポンプの性能曲線を用いて推定したCOPは最大4.9,最小3.6で,約1.4倍となった。4)ヒートポンプの性能曲線に基づいて,暖房利用だけでなく冷房・融雪利用のためのCOP分布図を作成した。
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分類 (2件):
分類
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地熱エネルギー  ,  ヒートポンプ 
引用文献 (20件):
  • 青森県(2011)青森県地中熱・温泉熱利用ポテンシャル調査事業報告書,210p.
  • 青森県(2008)青森県地中熱利用推進ビジョン.地域新エネルギー・省エネルギービジョン策定等事業,142p.
  • 青森県(1997)青森県温泉地質誌,535p.
  • Diersch, H. J. G. (2005) FEFLOW Reference Manual. WASY GmbH Institute for Water Resources Planning and Systems Research, Berlin, Germany, 292p.
  • 藤井光・野本卓也・大島和夫・石神孝・谷口聡子・山口雅登(2011)垂直型地中熱交換井における地下水揚水による熱交換量増進の評価.日本地熱学会誌,33,67-76.
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