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J-GLOBAL ID：201602214895903490   整理番号：16A0033414

情報フラックスによる多重励起スピン鎖における量子状態移動の最適化【Powered by NICT】

Optimizing quantum state transfer in multi-excitation spin chains via information flux

著者 (3件)： Chen Jun (Lab. of Nanophotonic Functional Materials and Devices (SIPSE), Lab. of Quantum Engineering and Quantum Materials ...) ,  Yu Yafei (Lab. of Nanophotonic Functional Materials and Devices (SIPSE), Lab. of Quantum Engineering and Quantum Materials ...) ,  Zhang Zhiming (Lab. of Nanophotonic Functional Materials and Devices (SIPSE), Lab. of Quantum Engineering and Quantum Materials ...)
資料名： Wuli Xuebao  (Wuli Xuebao)
巻： 64  号： 16  ページ： 160305-1-160305-9  発行年： 2015年 
JST資料番号： B0628A  ISSN： 1000-3290  CODEN： WLHPA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 遠いノード間の量子状態の移動は量子情報処理における最も基本的なタスクの一つである。最近の研究は,多重励起状態で初期に準備した反強磁性スピン鎖は量子状態移動に適した経路を提供できることを示した。本論文では,チャネルの初期状態はスピン励起の数とともに変化する,均一に結合した反強磁性スピン鎖を通過する状態移動の品質を検討した。情報フラックス法を用いた出力キュービットに対するオブザーバブルの動力学を解析することにより,状態移動の平均忠実度はスピンチャネルの初期状態にどのように依存するかに関する明示的な関係を得た。結果は多重励起スピンチャネルを通過する状態移動の平均忠実度は,チャネルにおけるスピン励起の数のパリティに関係するだけであることを示した。も励起スピンチャネルを通じた場合と奇励起を通過する状態移動の最大平均忠実度を比較し,奇数励起も励起チャネルから適切なチャネルを選択することにより状態移動の品質を最適化するための簡単な基準を提供した。強磁性媒質またはNeel状態の基底状態への鎖を初期化する以前の研究と比較して,状態移動の最大平均忠実度を最適化したチャネルを用いることにより明瞭に増強された。情報フラックス法による異なる数スピン励起のチャネルを通るエンタングルメント分布を解析した。量子もつれの分布の品質はチャンネル中に存在する初期スピン励起の数に関係するだけでなく,これらの励起スピンの初期秩序化に依存することが分かった。数値結果は全スピンはアップ/ダウンされるチャネル内の分布の分散もつれと持続時間の量は他の励起チャネルのそれよりも大きいことを示唆した。これらの結果に基づいて,著者らは実際に状態移動とエンタングルメント分布に対する適切な量子チャネルを選択することができる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 反強磁性 ,  忠実度 ,  チャネル ,  強磁性 ,  フラックス法 ,  *最適化 ,  *励起 ,  基底状態 ,  量子もつれ
準シソーラス用語： 量子チャネル ,  量子ビット ,  スピン励起 ,  初期状態 ,  *量子状態 ,  *スピン鎖 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 磁性理論  (BM06020X)

タイトルに関連する用語 (4件)： フラックス ,  スピン鎖 ,  量子状態 ,  最適化