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J-GLOBAL ID：201602214995296559   整理番号：16A0353462

伝導性妨害波耐性評価のためのLDO電圧レギュレータのICIM-CIモデル構築法

著者 (5件)： 松嶋徹 (京大 大学院工学研究科) ,  池原伸明 (京大 大学院工学研究科) ,  宮原秀敏 (京大 大学院工学研究科) ,  久門尚史 (京大 大学院工学研究科) ,  和田修己 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J99-B  号： 3  ページ： 155-164 (WEB ONLY)  発行年： 2016年03月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マイクロコントローラなどの電源供給に用いられるLDO電圧レギュレータについて,伝導性妨害波に対するICのイミュニティ評価モデルであるICIM-CIモデルの構築法を提案した。このモデルは妨害波の高周波伝達特性を表すPDNブロックとICの端子電圧等の情報と誤動作状態を対応付けるIBブロックからなる。市販のLDO電圧レギュレータを対象にして,100MHz以下の周波数帯において伝達特性が妨害波振幅に依存することを示した。この振幅依存性を表現するために,大振幅Sパラメータ測定法を提案しPDNブロックの構築法を示した。また,DPI法によりICに妨害波を印加し,誤動作発生時の入力端子電圧を用いてIBブロックを構築した。電圧レギュレータの入力電圧安定化キャパシタの設計を変更した場合について,構築したICIM-CIモデルと実測によりイミュニティ特性の変化を比較した。その結果,入力段の設計を変更した場合でもICIM-CIモデルによる計算は実用上十分な精度であることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *電磁干渉 ,  *電圧調整器 ,  妨害成分 ,  導電性 ,  *モデリング ,  マイクロコントローラ ,  電力供給
準シソーラス用語： *EMI【電磁干渉】 ,  電圧レギュレータ ,  電源供給 ,  妨害波

分類 (1件)： 雑音一般  (ND04010J)

引用文献 (12件)：

• L.F. Casey and M.F. Schlecht, “A high-frequency, low volume, point-of-load power supply for distributed power systems,” IEEE Trans. Power Electron., vol.3, no.1, pp.72-82, Jan. 1988.
• M. Cespedes, X. Lei, and S. Jian, “Constant-power load system stabilization by passive damping,” IEEE Trans. Power Electron., vol.26, no.7, pp.1832-1836, July 2011.
• 五百旗頭健吾,山縣亮介,豊田啓孝,“ディジタル IC 電源供給回路への RL スナバ適用による伝導性電磁雑音低減及び電源品質改善,” 信学論(B),vol.J97-B, no.7, pp.497-506, July 2014.
• IEC 62433-4, EMC IC modelling - Part 4: Models of integrated circuits for EMI behavioural simulation - Conducted immunity modelling (ICIM-CI), 47A/956/CDV, Feb. 2015.
• IEC 62132-4: “Integrated circuits - Measurement of electromagnetic immunity, 150 kHz to 1 GHz - Part 4: Direct RF power injection method,” Feb. 2006.

タイトルに関連する用語 (5件)： 妨害波 ,  耐性 ,  評価 ,  電圧レギュレータ ,  モデル構築