抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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気体運動論および統計力学と化学の接点における研究の発展を1870年代から1920年代までの歴史に沿って総説した。1.「運動論から化学へ」ではマイヤーによる化学者むけの啓蒙活動,気体運動論に基づく化学結合の説明を紹介した。2.「熱力学か運動論か;エネルギー論論争」ではプランク,オストワルトによる熱力学とボルツマンによる気体運動論の間の論争を説明した。3.「統計力学から化学へ」ではギブスによるアンサンブル理論,オルンシュタインおよびトルマンによるその展開,特に光化学反応への拡張を紹介した。熱力学と統計力学の長所および短所について,トルマンの見解を示した。