抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,OpenFlowに代表されるSDN技術が普及しつつあり,それに伴い,OpenFlowネットワークの品質管理のための実時間の性能計測・状態監視技術が研究されている。本稿では,OpenFlowネットワーク上で全リンクのパケットロス率を効率的に監視する手法,すなわち,少ない計測端末,低いネットワーク負荷,障害発生リンクの迅速な検知を目標とした手法を提案する。提案手法では,OpenFlowの経路制御を利用して,1台の計測端末から計測用パケットを走査リンクの重複無しにマルチキャスト転送し,一度の走査で全リンクを通過させる。その後,OpenFlowのFlowStatsRequestとFlowStatsReplyを利用して収集した統計情報からパケットロスを算出する。提案手法の有効性を机上検証し,さらにOpenFlowスイッチで構成したネットワーク上で提案手法の試作システムを用いた計測を行い,ネットワーク上のリンクで発生している複数箇所のロスを上り下りを区別して正確に検出出来ることを示す。(著者抄録)